カメラ欲が増してきたので、しっかりとした三脚を買ってみました。
Leofoto レンジャー三脚雲台セット LS-225C + LH25
最初はPeak Designのカーボン三脚が良いなと思っていたのですが、かなり高価な割に性能がそうでもないという記事を発見。
その比較対象として上がっていたのが本製品なのですが、調べてみるとコスパに優れた代物のようです。
今回は雲台つきのものを選択しました。国内流通価格だとPeak Designの半額以下です。
箱を開けてみるとキャリングケースと保証書が入っていました。
箱には10年保証とありましたが、保証書には1年と書いてあります。残念。
今回はビックカメラから買ったのですが、サイトには5年って書いてあるんですよね……。
正規代理店であるワイドトレードのサイトには、
当社でお買い上げいただいた商品につきましては、ご購入日より1年間の無料保証をお付けいたします。 (カスタマー登録して頂きますと、5年間保証となります。)
平行品や当社お買い上げ商品以外(当社取り扱いメーカーに限る)などにつきましては、修理などは承りますが有料にて行わさせていただきます。
今回は、当社お買い上げ商品以外(当社取り扱いメーカーに限る)にあたると思うので、保証はおそらく1年。ビックカメラのサイトが間違っているのでしょう。
5年だと思ったら1年でしたって詐欺っぽいですけどね……。
2020/10/10追記:やはりビックカメラの表記ミスのようです。また、本来は箱の10年保証の箇所に1年保証のシールが貼られているとのこと。
キャリングケースの中身は三脚(雲台取り付け済)、センターポール、色々と詰まった袋です。
袋にはマニュアルや工具類が入っています。マニュアルは英語と中国語のみでした。
いいなーと思ったのは中央の茶色い工具ですね。
これ1つあれば三脚に必要な調整ができるようです。右上のリングが邪魔でマイナスドライバーが地味に使いづらいのは気になる……。
カラビナになっているので、かばんに付けておけばOKです。
三脚本体。雲台を含めても930gしかないようです。雲台なしなら750gとカーボンの軽量さが際立ちます。
基本的にバイクで移動するため、1kg前後に収めたかったのですがバッチリです。
ちなみに雲台を外すと380mmまで抑える事ができます。
ここまで短くなると、キャリングケースもスカスカです。
以前買ったIncaseのDSLR Sling PackIncaseにもジャストフィット。
雲台は別のポケットに入れれば良いですし、レンズ付きのα7R3を入れても勿論問題ありませんでした。
脚は5段で、パイプ径は上から22/19/16/13/10mmとなっています。一番下の10mmはかなり細いですね。
パイプ径が太ければより安定するようですが、当然重く、ごつくなるということで、細身のものをチョイス。
ロック機構はナット式。レバーの方が良かったのですが、目一杯回さなくても伸ばすことが出来るので、そこまで大変では無いかと思います。
根本のロックを外すと脚を広げることができます。
限界まで広げると自動でロックがかかるのは気持ちいいですね。
これが一番使うであろう状態。
やや開きが増した第2段階。マンフロットのPIXIのデフォルト状態くらいでしょうか。
これが最も開いた最終段階。それなりに場所もとりますが、超ローアングルで地面スレスレまで攻めています。
センターポールがないからこそ出来る技ですね。
全伸長は1,515mmということで、脚をすべて伸ばすとかなりの高さが得られます。
見た目は華奢ですが、しっかりしていますね。
狭くて脚を伸ばせない場合や、更に高さを出したいときは雲台と三脚の間にセンターポールを装着します。
これだけ伸びれば高さで困ることはないかと思います。
荷物を増やしたくないので、個人的に出番はなさそうですが……。
雲台はレバーの締め心地もよく、しっかりと固定してくれます。
安物の自由雲台とは動きが違いますね。
クイックシューはアルカスイス互換となっているようです。カメラ側にプレートを装着していきます。
ユリシーズのボディスーツだとややビスの留まりが怪しいかな……。
実用に問題はなさそうなので良しとします。
グラつきもなく、非常にいい感じでした。
お手頃価格でカーボンの軽量さを味わえる三脚
カーボン三脚としては破格の本製品ですが、造りが特に悪いと感じた部分はなく、むしろしっかりしていると感じます。
三脚も雲台もカチッと気持ちよく固定できるので、安心感がありますね。
早く外で使いたいのですが、台風が来ているのでしばらくはお預けでしょう……。
三脚って、カメラをより楽しむのであれば持っておきたいアイテムの1つですが、持ち運びが面倒そうで、中々手が出せないですよね。
実際問題、結構なサイズで荷物にもなりますし、出来る対策といえば小型で軽量のものを買うということくらい。
そうなるとカーボン一択になり、出費がどっと増えます。お金のかかる趣味ですね……。
SLIKなど、カーボンでも一応安価なものはあったのですが、搭載可能重量に余裕がなかったり、ここまで縮長が短くなかったりと、決定打にやや欠ける感じでした。
Leofotoという初めて聞くメーカー、かつ中国発ということで、正直なところあまり期待はしていなかったのですが、見事に裏切ってくれましたね。
もしカーボン三脚をお探しでしたら、候補に入れてみてもいいと思います。
デジカメWatchの取材記事も結構面白いので是非。