話題のゲーミングハンドヘルドPCを買ってみました。
ASUS ROG Ally
Steam Deckの買い時を逃したので、よりハイスペックなこちらにしてみました。
Allyの読み方はエイライなんだそう。絶対わからない……。
本体に加え、65WのACアダプター、スタンド、マニュアル類が入っています。
地味に厚い本体を支えられるスタンドは意外と便利なのですが、多少強度のある程度の紙素材なので段々シワが寄ってきました。長くは使えなさそう……。
表はXbox準拠のキーパッドとAllyのソフト用ボタン、フロントスピーカーを搭載。
音質はかなりよく、ハンドヘルド機とは思えないくらいしっかり音が聞こえます。
本体はNintendo SwitchよりJoy-Con1つ分程度大きいですね。厚みは大体2倍。
想像しているよりも軽かったですが、長時間のゲームは厳しいかな……。
上下ベゼルが若干太めなのはもう少し頑張ってほしかったところ。
背面には背面ボタンと吸気口が設けられています。ネジはプラスネジなので分解は簡単そうですね。
天面に指紋認証付きの電源ボタン、LEDインジケーター、音量ボタン、USB-Cポート、外付けGPU接続用のROG XG Mobileインターフェイス、microSDスロット、イヤホン端子。
排気口も上にあり、高パフォーマンスモードだとRボタンにかけた指に熱風が直撃します。
スティックの周りにはゲーミングデバイスらしくLEDが仕込まれていますが、設定から消せます。
いくつかゲームを遊んでみたので、設定と参考フレームレートを書き残しておきます。
Turboとパフォーマンスの差はそこまでなく、サイレントはほぼ3Dゲームでは使い物にならないといった所感です。
Overwatch以外パフォーマンスモードのワット制限が数字通りにかかっていない気がする……。
ELDEN RING(1280x720 プリセット設定:低)
Trubo(25W):43~50FPS
パフォーマンス(15W):43~48FPS
サイレント(10W):13~15FPS
Devil May Cry 5(1280x720 プリセット設定:低)
Trubo(25W):119~157FPS
パフォーマンス(15W):117~132FPS
サイレント(10W):28~34FPS
Overwatch 2(練習場 1920x1080 プリセット設定:低)
Trubo(25W):211~240FPS
パフォーマンス(15W):120~140FPS
サイレント(10W):39~51FPS
VALORANT(練習場 1920x1080 最低設定)※キーパッドの操作は困難です
Trubo(25W):144~165FPS
パフォーマンス(15W):133~161FPS
サイレント(10W):49~65FPS
小型でもかなりパワフルな動作。ゲームパッドは改善が必要か
色々とゲームをしてみましたが、このサイズでここまでゴリゴリゲームができるとは思いませんでした。
液晶はフルHDの120Hzですが、7インチしかないのでHDで動かしても十分綺麗です。120Hzを活かすために個人的にはゲームの解像度は落としても良いかなと感じます。
画面出力時はフルHDが良いかもしれません。
グリップ感は良好でゲーム自体はプレイしやすいのですが、付属のパッドについては、スティックがかなり柔らかめ。倒しすぎてしまうことも多いので、もう少し抵抗はほしかったところ。
背面パッドについては押し心地が固く、あまり使う気にはなれない感じです。指を引いたら押せる形が良かったですね。
トラブルっぽいものとしては、全くゲームパッドが機能しなくなるということが、購入直後にありました。
リカバリーからの再セットアップで元通りになりましたが、ASUS謹製ソフトの完成度はやや疑問……。前からか。
気になるところはあれど、最初のプロダクトとしてはかなり完成度が高いのは確かで、これが11万円であれば納得な値段かなとは思います。
若干スペックを落としたものが今後発売予定なので、もう少し安いのがほしいという方はそちらを待ってみてもいいかもしれません。
キーボードとマウスさえあれば、どこでもハイフレームレートなFPSができるのが個人的には熱い商品でした。