ふとワイヤレスゲーミングヘッドセットが欲しくなったので買ってみました。
過去にワイヤードのゲーミングヘッドセットもレビューしているので、併せて御覧ください。
EPOS ゼンハイザー ワイヤレスゲーミングヘッドセット GSP 370
発売当初はゼンハイザーのヘッドセットとして出ていたのですが、いつの間にかEPOS(イーポス)というブランドになっていました。
調べたところ、ゼンハイザーとDemantの合弁会社解散に伴って、ゲーミング部門をDemantが引き受けたんだそうな。
ゼンハイザーとライセンスは結ばれているようなので、中身の作りが変わっているということはない……はずです。
内装には思いっきりゼンハイザーのロゴが入っていました。
これはきっとゼンハイザー時代のものが残っているからでしょう。いずれはEPOSロゴになりそうです。
付属品はUSBドングルと充電用のmicroUSBケーブル、マニュアル。
カラーはブラックとなっていますが、ガンメタが主体ですね。
まずGSP 500と目に見えて違ったのはイヤーパッド。耳に当たる部分だけベロアになっており暑そうです。
同イヤーパッドを採用している他機種の評価を見ているとやや劣化が早いとのこと。
ベロアで全面巻くことはあっても、縫いつけるというのは珍しいですし、ここからやられそうではありますね。
着け心地が固めだったGSP 500とは異なり、GSP 370のイヤーパッドは非常に柔らかくて良好でした。
イヤーパッド内側にはゼンハイザーロゴ。公式サイトだとEPOSロゴなので、これもまた在庫がなくなり次第終了でしょう。
サイドにEPOSとゼンハイザーのダブルネームが印刷されています。
そういえばヘッドバンド部分にあった側圧調整用のスライダーはなくなっていましたね。
無くても十二分に保持してくれるので特に問題はありません。
逆側には型番。アジャスターの溝が見えているのはデザイン的に微妙ですが、設定を確認しやすいというメリットもあります。
ハウジング左側には、ゼンハイザーおなじみの跳ね上げミュート対応のマイク。
本当に便利なので、もうこの機能なしではボイスチャットはやってられません。
マイク下部には充電用のmicroUSB端子、向かって左側にLEDインジケーター、右側に電源ボタンがあります。
当ブログではレガシーな充電端子はマグネット式にすることを推奨します。
2020年に発売するデバイスはいい加減Type-Cにしてくれとは思いますが、100時間バッテリーが持つので、そこまで頻繁に充電することはないでしょう。
ちなみに充電しながら使用できます。地味に便利。
ハウジング右側に音量操作用のダイヤルがあります。クリック感が出て、無限に回せるようになりました。
WindowsではOSの音量を、PS4ではヘッドホン自体の音量を調整します。
USBドングルは小さめですね。個体差だとは思いますが、抜き差しが若干キツくて取り扱いに気を使います。いつか壊しそうだ……。
GSP 370はEPOS Gaming Suiteというソフトにも対応しており、インストールすることでヘッドホンの細かな設定が可能になります。
まずはイコライザー。MUSIC、ESPORT、MOVIE、FLAT(変更なし)の4種類のプリセットが用意されているので、はじめはこれらをベースにして調整するとよさそう。
次はマイクの設定です。個人的に嬉しいのはノイズゲート。
マイクに入力される音レベルを制限できるので、キーボードの打音やマウスのクリック音を丸々カットすることができます。煩い工事の音とかをカットするのもいいですね。
アップデートがあるとこちらの画面に出るようです。特に表示もなかったので最新なのでしょう。
ロングライフなのに超軽量。ワイヤレスならではの欠点が解消された名機
ワイヤレスヘッドセットはバッテリーを搭載している分重いイメージがありますが、GSP 370は285g(GSP 500は358g)と異常に軽いんですよ。
初めて持ったときは軽すぎてびっくりしました。本当に100時間も持つバッテリーが入っているのか疑わしいレベルです。
これだけ軽いとずっと着けていても苦にならないですし、必要以上に側圧を高めなくてもしっかりとホールドしてくれるので、軽さのメリットは絶大です。
大幅な軽量化できた理由は、筐体に金属パーツを使っておらず、基本的にプラスチックで構成しているからでしょう。
華美な装飾もなく、コンパクトに収まってるのも大きいのかなと。
欠点としては見た目・質感が値段相応というには少々厳しいくらいです。
GSP 370は密閉型ですが、ヘッドセット自体の遮音性はそこまで高くない印象。
無音状態で1mほど離れたPCのファンの音が聞こえます。
音が鳴っていれば大半の雑音は消えるので、必要以上に心配することはありません。
音質は低音がやや強いものの、高音まで全体的に解像度が高くて聴きやすいです。
好みの追求はイコライザーでどうぞ。といった感じでしょう。
FPSでテストした分には遅延も全く気になりませんでした。
音声入力についてもマイクの指向性が高いので、ノイズゲートと合わせればかなり良好なボイスチャット環境が構築できますよ。
到着してからずっと使っているのですが、どのヘッドセットを買えばいい?と聞かれたら「GSP 370」と答えるくらい満足しています。
ワイヤレスは勿論、すべてのゲーミングヘッドセットと比較しても上位に食い込める製品でしょう。
重い、充電面倒くさい、遅延が酷い等の欠点がなく、ワイヤレスでもいいじゃんと思える代物なので、是非検討してみてください。
ゼンハイザー (Sennheiser) ワイヤレスゲーミングヘッドセット GSP370 ローレイテンシー、 バッテリー寿命最大100時間使用可、 簡単マイクミュート機能
- 発売日: 2020/05/07
- メディア: エレクトロニクス
EPOS/ゼンハイザー(Sennheiser) ワイヤレスゲーミングヘッドセット GSP 370 ローレイテンシー、バッテリー寿命最大100時間使用可、 簡単マイクミュート機能【国内正規品】
- 発売日: 2020/07/31
- メディア: Video Game