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<投稿頻度鈍化中>ゲームとフィギュアとガジェットとバイク(690SMC R)にお金をかける人のログ。

ZENS Liberty Wireless Charger Glass Edition レビュー

AppleのAirpowerの代用品と呼ばれ、その見た目からずっと気になっていた充電器を輸入してみました。

ZENS Liberty Wireless Charger Glass Edition

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これまでPixel Standを使ってiPhone SEを充電していたのですが、先日購入したSP CONNECTのケースだと厚みの関係で充電不良に陥るので、北米Amazonから購入してしまいました。価格は送料・税併せて26000円弱。

 

ZENS Libertyは天面がファブリックorガラスの2種類があるのですが、今回はガラス版を選択。ファブリック版だと猫に爪とぎされそうですしね……。

 

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箱に直で突っ込まれていたので、無事に角当てされていました。ガラスが割れていないか不安になります。

 

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箱から出ているゴム製のベロを引き抜くと内箱が登場。AFが感知できない程うっすらと"LIBERTY"と書かれていますね。

 

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充電器らしからぬ佇まいの本体が出てきました。右のファイルには書類が入っています。

 

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マニュアルと延長保証についてのお知らせが載っているカードでした。

 

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蓋がされている箱上部には付属品が格納されています。

60WのACアダプターに各種変換プラグ、USB-C to Cケーブル、クリーニングクロス。

ファブリック版にもクロスは入っているのでしょうか……。気になります。

 

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充電器にPSEマークはなし。使わないので特に問題はありません。

  

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改めて本体をチェック。中身が見えるので、パッと見はかなりオシャレです。筐体も金属で質感はかなり高め。

コイルをよく見ると荒いというか、「事前に見ていたものと違う」となるのですが……。

この大量に張り巡らされたコイルが、どこに端末を置いても充電してくれるカバー力を生み出します。力技ですね。

 

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ちなみにこちらがプレス画像。コイルが銅のワイヤーっぽかったんですが、現実はうまくいきませんね……。ガラスもスモークがかっていた方がカッコよかったのではないでしょうか。

 

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美しいは美しい。事前に調べていたので分かっていたことですが、もっと美しいZENS Libertyであって欲しかった……。

猫の爪とぎの心配をしなくていいならファブリック版を買う予定でした。

 

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右上の出っ張りにはUSB-Aポートが配置されています。

非ワイヤレス端末も1台ならOKですね。ただし出力は5V1Aと少々頼りない感じ。

純正のオプションでここに挿せるApple Watch用の充電器が売られています。

 

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電源の入力は後ろ側にあるUSB-Cポートから行います。ちなみにこのUSBポートの下側左右に穴があるのですが、通電確認用のLEDを搭載。全く見せる気はない配置です。

 

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ZENS Libertyは冷却ファンを搭載しているので裏面に吸排気口があります。

何故か手前に向かって排気する構造なので、新幹線の車内のような独特な臭いの風が流れ込んできて臭います。

端末を充電していないときにファンは動作しません。

 

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iPhone SEとPixel 3 XLを同時に充電してみました。

「いや、そこはSP CONNECTのケースで充電しないんかい」と、画像を見て自分で思いましたが、ケースを替えても無事に充電ができたことをご報告いたします。

ワイヤレス充電できなかったのが苦で、バンパーで凌いでいたんです……。

 

ワイヤレス充電の良さが味わえる最上位充電器。値段だけがネック

ワイヤレス充電を使ったことがある方はご存知だと思いますが、ワイヤレス充電器には所謂スイートスポットが存在します。

ここから少しでも外れると充電ができなかったり、充電が遅かったりと散々な結果になりますよね。

置くだけで充電できるのが利点なのに、置き場所をしっかりと見定めないといけないという面倒臭さは、ワイヤレス充電が抱える問題の1つといえます。

 

そんなスイートスポット問題を見事に解消したのがZENS Liberty。

コイルのある場所ならどこに置いても、どう置いてもしっかりと充電してくれます。

このストレスのなさはワイヤレス充電を使っている人ならかなり魅力的に映るはずです。2台同時に充電できることも相まってPixel Standにはもう戻れません。

少し不格好になりますが、USB-Aにも対応しているので、マグネット充電ケーブルを差し込んでおけば、どんな環境でも十分戦えそうです。

 

欠点として感じたのは2台同時充電サポートする為の大きい筐体、ガラス版のコイルが見本と違う点、排気が臭い点、充電器としてはかなり高価(199ドル)な点です。

一番厄介なのは排気臭ですかね……。時間がなんとかしてくれると良いのですが、長く使いつづけられるかどうかはここにかかってそうです。

あとスケルトン天板によっぽどの魅力を感じない限りはファブリック版がオススメです。値段も多少安い(169ドル)ですしね。

 

総じて非常にいい充電器なのですが、個人的に手持ちの端末の制限で高出力を活用しきれていないのが惜しいです。

ZENS Libertyはワイヤレス充電の最高出力である15Wに対応した充電器なのですが、iPhoneは7.5Wまで、Pixel 3は社外充電器に対して入力制限を行っているとかで5W相当のスピードしか出ないんですよね。

真の力を発揮してもらうために上位の出力に対応した端末が欲しくなります……。