ゲームのフレームレートがCPUで頭打ちになっているようなので、換装してみました。
以前の環境はこちら
AMD Ryzen 9 5900X
最近『Apex Legends』をプレイするようになったのですが、全ての設定をLowにしても140fpsくらいしか出ないんですよね
GPUの使用率はそこまででもないのですが、CPUの使用率が高く、ここがボトルネックになっていると判断。
発売日以降全く入荷がないと言われた5900Xですが、ちょうど入荷タイミングで購入できたので換装してみます。
立派な箱に入っていましたが、箱を開けるとほぼスペーサーですね。ファンは付いていません。
中身はCPU本体とステッカー、マニュアルのみ。
もっと小型化ができると思いますが、小さすぎるパッケージもデメリットがあるのでしょう。
Noctua NH-D15S chromax.black
280mm以上の水冷が推奨されているRyzen 5000シリーズですが、唯一とも言える空冷対応がNoctua。KTMと同じく、オーストリアのメーカーなんだそうです。
6年保証らしいんですけど、サイズの2年保証のシールが貼られていました。どちらなんでしょうか。
NoctuaはNH-D15というツインファンのモデルが売れ筋のようですが、今回はファンが1つのNH-D15Sのオールブラックモデルを購入。
ケース的には高さ166mmまで対応なものの、165mmと記載されているNH-D15はギリギリすぎて怖いので買えませんでした……。
というかファンが1つになっただけで何故5mmも低くなるのか謎。
価格が15000円ほどと、空冷クーラーとしてはかなり高価なためか、梱包はかなり厳重。全方位クッションで覆われていました。
まずはクーラー本体。つや消しブラックのヒートシンクがかなりカッコいいです。ファンは140mmですね。
そしてかなりゴツい。これは見るからに冷えそうです。
付属品は各CPUソケット用のステー、追加ファン用のフック、CPUグリス、ファンコネクター、ドライバー、ステッカー、マニュアル。
Noctuaのグリスが付いているのは、結構嬉しいかもしれません。値段を見ると意外と高かったです。
せっかくなのでメモリもDDR4-3200のものへアップグレード。
メモリスロットに全然挿さらなくて焦りました。
特にマザーボードを取り外す必要はなさそうだったので、そのまま換装開始。
前に塗っていたグリスはもう乾いていました。定期的に塗り直さないとだめですね……。
マザーボード備え付けの固定具を取り外して、ファン専用のものへ交換していきます。
片方ずつ交換すれば、バックプレートが脱落することもありませんでした。
ステーの交換が終わったらグリスを塗って、ヒートシンクをビスで固定します。
結構高さがあるので、付属ドライバーがありがたかったですね。しっかりと締められました。
そしてファンを取り付け。6mmは余裕があるはずですが大丈夫か……。
本当にギリギリでしたが無事に換装完了。黒の塊感がいい感じです。
起動してちゃんと認識されていることも確認。12コア24スレッドのタスクマネージャーは圧巻ですね。
そしてなんとなくWindowsのレスポンスが上がったような気がします。
フレームレートは大幅に向上!夏場が不安になる爆熱CPU
早速『Apex Legends』をプレイしてみたのですが、RX 5700 XTで200fps前後までアップしました。3700Xからここまで変化があるとはびっくりです。
OBSで録画をしても特に変わらず、最新CPUの純粋なパワーを感じましたね。
まだ少し触っただけですが、Ryzen 3000シリーズからの乗り換えは十分選択肢に入るのではないかと。
まだまだCPUに余裕があるので、次はグラフィックボードで更にパワーアップさせたいところです。
気になるのはやはり熱量でしょうか。室温24℃で最大で92℃になっていました。TDP105Wは伊達じゃありません。
ちなみにRyzen 5000シリーズは90℃がリミットだったはず……。夏場の室温が30℃を超える我が家で頑張れるのだろうか。
小型ケースだと使えるグラボが減るので空冷にせざるを得なかったのですが、NH-D15Sでこれだと、他のクーラーはもっと厳しそうですね……。
ただこれはクーラーだけが原因というよりも、ケースの環境もありそうです。
私の場合、防塵性を追求して排気を抑えめにしているせいで、ケース内の暖かい空気で冷やしているような状況に陥ってるのではないかと。
もう少し流れる風量を増やせれば多少マシにはなる想定です。とはいえ、めちゃくちゃ熱いのは変わらないんですけどね。
暫くはファンの回転数を調整して様子を見てみます。