ケース、マザーボードと徐々に進むNZXT化。主要なところは置き換え完了ですね。
NZXT KRAKEN Z63 RGB
PCの全体の風量を減らして、ホコリの混入を軽減するのが主目的の簡易水冷化です。
別にNZXTじゃなくてもよかったのですが、RGBモデルが今年の10月に発売されたばかりらしいので買ってみました。買うなら新製品がいいですよね。
内容物はポンプとラジエーター、14cmファンが2つ、各種接続ケーブルと固定ネジ、マザーボードに応じたステーですね。特にこれと言って珍しいものはありません。
今まで白で揃えてきたので、今回も白モデルです。
白いラジエーターって中々見ないですよね。
Aer RGB 2対応のLEDファン。ファンのエッジが尖っていて普通に怪我します。
H510iについてきたファンは角丸だったのに、どうしてこんな処理なんでしょう……。
ポンプ側にはファンやらLEDやらを制御できる専用端子と、マザーボードから情報を読む用にUSB2.0ヘッダーと接続するためのmicroUSB端子が備えられています。
ポンプには予めグリスが塗ってあります。
キレイに塗られすぎていて固着が怖いので、私は毎回塗り直しています。
それでは早速作業開始。どでかいNoctua NH-D15Sは押入れ行きです。
作業マニュアルはWEBで確認できるのですが、多言語で見づらかったので地味に紙のマニュアルがほしくなりますね。
まずは専用のビスでマザーボードのバックプレートを固定します。
次はポンプの設置ですが、最初についていたポンプのステーがIntel用だったので、AMD(AM4)用のステーに交換。
ポンプを持って、くるっとステーを回せば簡単に外せます。
固定角度は割と細かく用意されているので、好きな位置にホースを持ってこれますね。
そして設置。
NH-D15Sと比べたら存在感は雲泥の差ですね。めちゃくちゃスッキリします。
お次はラジエーター周り
ファンを挟みつつ、ラジエーターをステーに固定します。
現在使っているNZXTのH510iはフロントファン部分のステーが外せるので、非常に簡単でした。
ファン間のLED制御用ケーブルに関しては、ギリギリの長さなのでスッキリしますが、後から挿すのは結構しんどいです。
予め挿してから設置したほうがよいでしょう。
固定し終わったらステーをケースに戻すのですが、高さがぴったりすぎて入るのか不安になりましたね……。
最後にポンプ、ファン周りのケーブルを接続し、保護フィルターを剥がせば完成です。
microUSBケーブルの角度が気に入らないので、右に90度回してもいいかもしれませんね。
L字だけなく、ストレートケーブルも用意してほしいところでした。
最終外観はこんな感じ。白成分が増えてPCらしからぬ清潔感。
そこまで大きなケースではないので、ラジエーターの存在感は結構あります。
今使っているRX6800XTは310mmあるのですが、余裕は殆どありません。
差し込む際も斜めに入れないとブラケット側がひっかかるので、それより長いグラボの場合は詰む気がします。
H510iより大きいケースが必要になってしまいますね。
今の今まで敢えて触れてきませんでしたが、Z63はポンプに液晶モニターを内蔵。
CPU、GPU周りの温度や水冷クーラーの温度、アニメやロゴ表示など色々用意されています。
その他にもGIF形式の動画や画像も表示が可能です。
というか、それくらいしか使えないという……。まあ、キワモノってそういうのでいいんですよ。
目に見えて減るホコリ。PC全体の温度も控えめに
CPUファンがなくなった上に、ファンの回転数が低くてもしっかり冷えるので、全体的な吸気が抑えられ、以前のようなホコリ感はなくなった気がします。
目論見は概ね達成されたといえます。
今まではゲーム時にケース側面のガラスが結構暖かかったのですが、現在はほんのり暖かい程度に。熱自体も抑えめになったようです。
ゲームをして全力でCPUとGPUを回しても、概ね70度前後に落ち着いたのはびっくりしましたね。
空冷ファンだと排気がGPUの冷却に回って熱くなりがちだったのですが、そのあたりも大きく改善されたと思います。
水漏れとか水漏れとか水漏れなど、不安な要素はありますが水冷効果は絶大ですね。
ファンの音に関しては静音モードでも発熱するとしっかり回るようで、そこそこ聞こえてきます。
静かなのが好きな方はケース側でも対処したほうが良いでしょう。
ポンプの液晶モニター機能については正直好みでしかないですが、X63など頭文字がXのモニターなしモデルと比較すると値段が倍近く異なります。
コスパは非常に悪いので、特にこだわりが無ければモニターなしモデルがオススメです。