PCの排熱があまりに籠もるため、少しケースを変えてみることに。
NZXT H510i
猛暑と5900X、RX6800XTの熱でやられるのか、SSDの認識が切れたりするようになってしまったんですよね。
ケース側面のガラスで肉が焼けそうだったので、多少大型化して改善できないものかと乗り換え。
前々から興味のあったNZXTにしてみました。
無機質で見事に真っ白な本体。黒モデルもありますが、NZXTなら白モデルを買いたくなりますよね。
今回買ったH510シリーズには、無印と今回のiモデル(無印にSmart Device V2搭載)、更に上位のEliteがあります。
最初はEliteにしようかなと思ったのですが、前面がガラスのためPUCKが使えないということでiモデルにしました。
以前使っていたCooler Master Silencio S400とサイズ比較。
奥行きはそこまで変わらず、ATXマザーに対応するだけの高さが増えたくらいでしょうか。
ATXケースとしては結構小型な感じですね。
天面には電源ボタンやUSB端子などの各種端子類。14cmファンに対応したファンスロットもあります。
USB-C端子が用意されているのは良いですよね。
まあマザーボードが対応していないので使えないのですが……。
左側面は強化ガラスです。中身は別に見えなくてもとは思いますが、見えたら見えたで楽しいのでシースルーモデルを選びがち。
デザイン的なワンポイントにもなっている目隠しプレートがポイントでしょうか。
不要であれば取り外すことも可能です。
プレートの裏にはLEDテープが仕込まれていました。意外と手が込んでいますね。
デフォルトで12cmファンが2つと天面にもLEDテープが搭載されています。
こういう光り物にしがちなケースであれば、光らないファンは付属しない方が嬉しかったりします。
右側面はスチールカバーで、取り外し可能なダストフィルターが装着されていました。
ケース付属のケーブル配線がすでに綺麗ですね。
電源ケーブルのステーやらSSD置き場があったりと充実しています。
下側にはHDDのケージやダストフィルターも用意されていました。
そして電源の下にもダストフィルター。引っ張るだけで取れるので、掃除はらくらくですね。
iモデルに付属するLED&ファンコンのSmart Device V2。LEDは専用品のみ対応。
使用していたLEDファンはアドレサブルRGBのものだったので、ファンコンだけ使用します。
背面から分かる通り、このケースはGPUの縦置きに対応しています。
ただPCIe4.0はライザーケーブルの動作がよろしくないらしいので、使うことはなさそう。
中から出てきた付属品類。
各種ネジとタイラップ、オーディオ分岐ケーブル、フロントパネルの変換端子、マニュアルが入っていました。
一通りチェックし終えたので早速入れ替えていたところ、フロントファンのステーの外し方がわからず立ち往生。
15分くらい格闘の上、固定ネジを外した状態で上にずらすことで解決しました。
マニュアル見てもわからなかったのですが、このギミックって一般的なんですかね……。
組んで気づいたのですが、PCIeの電源ケーブルが通せる穴が用意されていました。
地味なギミックですが、これだけで配線がスマートになりますね。
なんとかトップファンを維持できないかと頑張ったのですが、Noctua NH-D15Sがあまりにデカすぎて干渉するため諦めました。
さすが最強空冷クーラー……格が違います。
そのままだとホコリが入るので、アイネックスのマグネットフィルターを買いました。天板がスチールなのでそのまま貼れていい感じ。目も非常に細かいので防塵効果も期待できます。
トラブルは続き、前に使っていたGPUステーを装着すると縦置きGPUのカバーに干渉することが発覚。
こちらもマグネット式のステーを新調して対応しました。なんでこんな突起があるんだ……。
一通り組み終えてLED全点灯した状態がこちら。
PCIe電源ケーブルの2つ目の端子が本当に邪魔ですね。1本出しにすればいいだけなのですが、2本で安定させたいところなので悩ましい……。
自作初心者にもオススメな美しいPCケース
フロントファンステーの外し方がわからない問題はありましたが、基本的にはかなり組みやすいケースではありました。
配線も綺麗に整えられますし、裏面のスペースも広くて作業性は良いほうだと思います。
作りが悪いということもなく、初めにこのケースで自作してみるというのはアリでしょう。
何かすることもなく、勝手に光ってくれるのでそれっぽくなりますしね。
せっかくATXケースになったのと、天面のUSB-Cポートを使いたいので、マザーも新調しようかなと計画中。またお金が飛んでいく……。