ATXマザーボードになってPCIスロットが余っていたので、サウンドカードを買ってみました。
クリエイティブ サウンドカード Sound Blaster AE-7
サウンドカードの鉄板とも言えるSound Blasterですが、今回はアッパーミドルのAE-7を選択。
AE-9はモジュールがゴツかったのと、オペアンプは交換できなくてもいいと判断したのでスルーです。
中身はサウンドカードとオーディオコントロールモジュール、マニュアル類のみ。
ガンメタで高級感のある金属カバーが際立つ本体。
あまり熱は持たないと思いますが、放熱効果に期待です。
使用するのはPCI Express x1なので、空いていればどのスロットでも使用可能です。
入出力はフロント、リア、センター/サブウーファー、光デジタル、ヘッドホン、
マイク/ライン。
必要最最低限といった感じですが、どうせ繋いでもヘッドホンとマイクくらいなので問題はなし。
基盤は黒くてカッコいいですね。右下のAE-7周りは光るようになっています。
光ると言っても非常に控えめなので、特に目立つ、鬱陶しいといった感じはありません。
サウンドカードに直接繋いで使用するオーディオコントロールモジュール。光沢ボディなのはイマイチ。
音量調整のノブの左右にはマイクが内蔵されているのですが、音質は非常にチープなので緊急時にしか使えないです。
右側には3.5mmのヘッドホン出力とマイク入力。
左側には6.3mmのヘッドホン出力とマイク入力。
すべての入力に挿した場合、マイクは6.3mm側が優先されますが、ヘッドホンは同時出力が可能でした。同時出力時は音量が若干落ちるようです。
底面はラバーが貼られていますが、自重がそこまで重くないのでそこまでのグリップ感はなし。
接続はマイクとヘッドホンのプラグをサウンドカードに挿し込むだけです。電源は必要ありません。
ケーブルは布被覆で保護されていました。サラサラしていて良いですね。
ただ、マイクとヘッドホンのケーブルが両方生えているので、取り回しはやや固めかなと感じました。
素の状態でも明らかに音は違いますが、Sound Blaster Commandというアプリケーションを入れると、イコライザーやエンコーダーの設定が可能になります。
SBXプロファイルには、Sound Blasterチームが作成したゲーム毎のオススメ設定が用意されていました。
ただこれは自動で切り替わってくれず、ゲームを起動するたびに手動で切り替えるしかありません。
毎回変更するのも面倒なので、私は汎用性の高い設定で運用しています。
色々ある中で、特に面白いなーと思ったのはマイクの設定ですね。
Voice Morphという所謂ボイスチェンジャーなのですが、男性、女性、情緒不安定やらエルフ等など意外と遊べる感じです。
ただこれはAE-7に入力したマイク入力のみ適用されるので、YetiXの場合は残念ながら使用することが出来ません……。
耳に入る情報量が着実にアップ。より有利な立ち回りができるように
FPSで音を聞くのは上達の定番ですが、普通のヘッドホンで聞くよりも足音や銃声など、必要な音がよりはっきりと聞こえるようになりました。
上の階に居る敵がすぐに認識でき、ある程度気持ちの準備が出来てから交戦できている気がしますね。
多少音が良くなるだろうくらいだったのですが、位置関係の精度なども増したのは素直にびっくりです。
付属のオーディオコントロールモジュールも、イヤホンをわざわざPCに繋がなくてよかったり、音量調整が手元でできたりと中々便利。
安価なモデルだと付属しないのですが、これがあるとないとでは使い勝手は結構変わる気がしますね。
ボディの質感だけは再考してほしいところ。
この機種は2年ほど前に発売されたものなのですが、サウンドカードのモデルチェンジはもっと長いスパンのようなので、買って早々に新型が出るというのはなさそうです。
ゲームの質をより高めたいという人は、検討してもよいパーツだと思いました。