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<投稿頻度鈍化中>ゲームとフィギュアとガジェットとバイク(690SMC R)にお金をかける人のログ。

ソニー α7RV ILCE-7RM5 レビュー

ちょうど3年目のα7RⅢから乗り換えです。

ソニー α7RV ILCE-7RM5 

実勢価格55万円です……。円安とはいえ、びっくり価格ですよね。

新製品は発売日に購入しないと損した気分になるので、即特攻です。

 

安い買い物ではなかったですが、AI処理用のチップ搭載で不満だったAF機能がどれほど改善されるのか、にワクワクしてたらポチっていました。

早速、開けていきます。

 

本体に加えて、バッテリー、充電器、ACケーブル、USB-A to Cケーブル、ショルダーストラップ、ケーブルプロテクター、書類が付属します。

バッテリーはこれまでのα同様にNP-FZ100なので、今までの資産が使い回しできます。

 

AIユニットのせいか、バッテリー消費は少し多めになっており、RⅢ比で約-100枚ほど撮影可能枚数が減っております。

RⅢのバッテリー持ちは非常に良かった印象なので、この違いは地味に響いてきそうですね。

 

ぱっと見デザインが変わらない本体は、サイズ重さともにやや肥大化しています。

RⅢ比で約70g増加ですが、ミラーレスの70gは結構大きい気がしますね……。

AF補助光センサーの隣に、新たに可視光・IRセンサーが追加され、AWBがパワーアップしているようです。

 

各種ダイヤル、ボタンが配された天面。

RⅢと比較するとC1ボタンが録画ボタンと入れ替えに、露出ダイヤルがロック付きのカスタムダイヤルになっています。(カメラ内では後ダイヤルRと呼ばれています。)

 

全体的に質感が上がっており、電源ボタンのフィーリングがめちゃくちゃ気持ちいいです。新しいカメラを買った感じがひしひしと伝わります。

 

更にモードダイヤルの下に、ダイヤルが増えており、静止画・動画・S&Qモードの切り替えが可能になりました。

 

背面はボタン数こそ変わっていませんが、AF-ONボタンが大きくなっていたり、マルチセレクターの表面加工が変わっていたりと、細かくブラッシュアップされていました。

すぐにわかるのはボタンの押し心地。RⅢだとかなり薄いボタンを押している印象でしたが、かなり深くまで押し込めるボタンになっています。

 

EVFQXGAフラグシップと同等のものにパワーアップ。かなり綺麗で大きく見やすいです。

 

そして今回の目玉の一つらしい液晶モニター

今回はメニュー操作もタッチに対応し、操作がかなり快適になりました。

画像を確認する際も一応ピンチイン・ピンチアウトできる(ただ若干もっさり……)ので、ようやくタッチ対応を謳っていいレベルになったと思います。

 

画像では純正のガラスフィルムを貼り付けています。

過去の機種から少しだけサイズが大きくなっているので、今のところは純正が安心です。

 

そしてチルトに加えて、バリアングルにも対応。

これのせいで厚みが増えたんだろうとは思いますが、動画機としての需要が大きいんですかね……。

 

メモリーカードスロットはレバーを引いてスライドさせるタイプに変更。

直接メディアを読み書きしたいのに、ワンタッチで開けなくなったのは改悪ですね……。

 

デュアルスロットはSDXCカードに加えて、CFexpress Type Aカードに対応。

 

こちらも地味にパワーアップしたポートカバー。

RⅢはガラケーのポートカバーレベルのものでしたが、ようやくヒンジ付きのものになりました。

 

RⅢでは一度も使っていないので、便利でも不便でもないのですが、HDMIがフルサイズのものに変更されています。

より身近に溢れたケーブルに対応したことで、使い勝手や耐久性の面でもアップしたと思われます。

 

ケーブルプロテクターを装着するとこのような感じです。

カチッと蓋が開くようになったことで収まりも良くなりましたね。

 

性能を試しがてら色々と撮影してみたのですが、RⅢのその上をいく解像度はびっくりしますね……。

まず70mmで撮影したのがこちら。

 

そして赤枠部分をトリミングしたのがこちら。

ズームレンズがなくてもある程度は解像度の暴力で解決できてしまう……恐ろしい。

高解像度機だと拡大したときに微細な手ブレも気になってしまいますが、8段にパワーアップした手ぶれ補正のおかげで、お手軽にカリカリの写真に仕上がります。

 

手ぶれ補正が優秀だと、夜でも安心してシャッターを切れますね。

 

リアルタイム認識AFの強化も素晴らしく、ちゃんと瞳にフォーカスが合い続けるのは感動モノ。猫撮影が捗って仕方ありません。

遠くからトコトコ近づいてくると大抵外れがちでしたが、RVならずーーーっと追ってくれるので、めちゃくちゃ快適です。

 

カメラ任せで安心して撮れるハイエンドα

RⅣはスルーして正解でした。シャッターを切る度に笑みが溢れるほどの超進化です。

AFの速度は速いし、精度は異次元。色味もオートで良い感じになりますし、極めつけはディテールがとことん出てくる鬼のような解像度。被写体に気を使うレベルですね。

常時使う機能がこれだけ高性能だと、腕がアマチュアでも撮影が本当に楽です。

 

性能に任せてシャッターを切るだけで、撮りたいものがバッチリ撮れるというのは、究極のビギナー向けカメラとも言えるのでは……(価格は別として)。

 

出てくる画には大満足な乗り換えでしたが、解像度ゆえのファイルサイズの大きさ、書き込みの遅さは最初にぶつかる問題ですね。

ファイルの保管場所もそうですが、SDカードでは書き込みのストレスを感じる場面が増えました。

CFexpress Type Aカードへの乗り換えを検討するも、160GBで4万円近く……。

ハイスペックならではの必要経費な気はしますが、財布泣かせなカメラですね。でももうRⅢには戻れない……。