完全独立型のイヤホンって、これまで再生時間が3時間程度の物が多かったんですよね。
ソニーのWF-1000Xを買おうかとも迷いましたが、3時間で充電はストレスになるなーと思い購入できませんでした。長くてもAppleのAirpodsの5時間だったり……。
今回はその問題を見事にクリアし、再生時間7時間を誇るhearable LABのFF-TW10のお話をしたいと思います。
hearable LAB flapFit FF-TW10
hearable LAB?という方も多いでしょう。
私もよく知らなかったのですが、ソニーで初めてノイキャンイヤホンを開発した人や、光メディアの規格を策定していたという、スゴイ人達が集まって作った会社らしい。
そこの初めての製品がflapFit FF-TW10なのです。
内容物はこんな感じ。あとは説明書ですね。
そうです。完全独立型イヤホンにありがちなクレードルがありません。
きっとクレードル充電の方が本体も小型出来ていいんでしょうけど、どこにでもあるmicroUSBで充電できるというのも悪くないと思いますよ。
本体は非常にシンプルですが、若干大きめでしょうか。microUSB端子を確保するためか、独特な形状ですね。
この丸いボタンで各種操作を行うことができます。左右についており、別々の操作が割当られていました。
充電は付属の二股ケーブルを使用して行います。もちろん手持ちのケーブルで充電してもいいですよ。
個人的にはmicroUSBじゃなくて、できればType-Cがよかったなと思うところもありますが、価格なりといったところでしょうか。
収納用にシリコンケースが付属しますが、クレードル不要なら裸で持ち歩くのがスマートかなと思ったので使いません。無くす危険性はあるかも……。
落下防止のシリコンリングは3種類。イヤーピースと一緒にフィッティングをすれば、かなり快適に装着できます。首を振ってもまったく外れませんでした。
早速使用した感想ですが、完全独立型イヤホンがここまで快適だとは思いませんでしたね!
今までWI-1000Xを使っていたのですが、走るとネックバンド部分が鎖骨に当たって痛かったり、暑かったり……。夏場の相棒はFF-TW10で決定です。
正直なところ音質に関しては、特段綺麗なわけでもなく、ノイズキャンセリングが無くても大丈夫なくらい遮音性が高いわけでもありません。
薄いフィルターを隔てたような落ち着いた高音に控えめな低音。そこまでの迫力はなく、逆にトゲトゲしさもないですね。
finalのチューニングがこういう方向性なのでしょうか。
もちろん今まで聞いてたイヤホンが良すぎたのでというのもあり、FF-TW10の完全独立型という代えがたいアドバンテージを考慮したら十分に聴けるものです。
実売12,800円という点、7時間再生のスタミナ、そして完全独立型。ようやく有象無象にメスを入れてくれる製品が出てきて大満足ですよ。
完全独立型イヤホンが気になってる人、スマホを機種変したらイヤホンジャックが無くなって悩んでる人。そんな方には是非とも検討してもらいたいイヤホンです。