「これは良い」と一目惚れしたフィギュアが到着しました。
東京ゲーム少女 SUM ART版
原型を手掛けている大畠雅人さんのオリジナルキャラクター(Survivalシリーズ等)が好きだったので、今回完成品として売られるのは非常に嬉しかったですね。
パッケージもポップで可愛らしいです。△○×□が配されていて、地味にPlayStation感あり。
予約ページにもある通り、2月発送ということだったのですが、なぜかもう発送されました。
更にもう1種、カラーの異なる国内流通版(※通常版)があるのですが、そちらはいつ頃届くのか……。
フィギュアの他にマニュアルが付属します。形状の複雑な椅子も綺麗にブリスター収納されていますね。
マニュアルはオール中国語。組み立てには全く問題はありません。
ブリスターの裏におまけ?のストラップが付いてきました。キャンディーはこのキャラが咥えているものをイメージしているのかな……。
早速組み立ててみました。SUM ART版は全体的に爽やかなカラーリングですね。
全高18cmとコンパクトながらも、情報量の詰まった作品になっていますので、順番にチェックしていきます。
デコマスだとしっかり塗装で人肌を表現しているのに、製品版だと素材の地で表現するフィギュアは多いですが、これはバッチリ塗装されています。
艶が程よく消えた質感は素晴らしいの一言。
このパッチリとした目鼻立ちに、少し自信のありそうな口の表情。可愛いというよりカッコいいといったほうが適切でしょう。
ちなみのこの頭部はクオリティに満足が行かないからと全数塗り直したらしい……。故に発売が伸びに伸びた代物。
その拘りも恐ろしいですが、クオリティが高すぎますね。
眉上から唇まで大体1cmですよ?これだけ寄っても十分に見られるって控えめに言って狂ってます。
ヘッドホンは軟質の素材で広げて装着します。これもまた細かいのに塗り分けが美しい。
脚のラインもすらっとしていて綺麗です。スニーカーの造形も細かいですね。
様々なデカールの貼られた台座ベース。SUM ARTのロゴもちゃっかり……。
置物のドリンクはPEP5(S)I。こういうちょっとしたネタ好きです。
よく見てみると切り込みまで再現されているんですよね。
どう見てもファストフード店のコーラでニヤけました。
キャラクターの座っているレトロな椅子も、独特の世界観を醸し出しています。若干の近未来っぽさもあるんですよね。
フードの動きが前のめりな重心を感じさせます。
台座のモニターは何なんでしょう。これにゲーム画面が映っているというわけでもなさそう。
ベースに接触する部分は回転するので、足置きの場所は調整可能です。
眼鏡とヘッドホンが別パーツということもあり、このようなスタイルもできます。
メガネが鼻の形ぴったりだったのは流石です。
このフィギュアの個人的一押しポイントは手の表情ですね。
こういう細部に動きを感じられるフィギュアって中々無いんですよ。
宙に浮いた指の感じとか一瞬を切り取った感じがして、とても「良い」んですよね。
大畠さんが生み出す女の子はもれなくオシャレでカッコいいです。この子も最高でした。
細部を見れば見るほど楽しい超高品質フィギュア
特定の作品じゃないフィギュアって、中々手に取る機会が無いですが、これは一度実物を見てほしいフィギュアです。
どこを見ても美しく、久々にまじまじと見てしまう逸品でした。
生産を手掛けたSUM ARTの量産クオリティもすごく、技術力は国内メーカーよりもずっと高いのではと思えますね。
デコマスとほぼ変わらないと言っても過言ではないくらい、しっかりと作り込まれています。
このサイズで2万円ちょっとと決して安いものではありませんが、クオリティを考えれば十分に納得できるものですね。通常版の到着も楽しみです。
今後の要望として、大畠雅人×SUM ARTでSurvivalシリーズも量産化してくれると嬉しいところ。何卒……何卒……。