4KとかNintendo Switchのキャプチャをしたいなと、デスクトップPCの新調ついでに買っておいたキャプチャーボードのレビューです。
elgato ゲームキャプチャーボード 4K60 PRO MK.2
キャプチャーボードはMonsterXで止まっていた人なので、よく見るAVerMediaとかにしようかなと思っていましたが、新製品というだけでこちらにしました。
elgatoってどこの会社?って感じですが、2018年にコルセアに買収された会社のようです。有名メーカーが買収したなら何かと安心。
開封。早速本体がお目見えですが、箱は2層構造になっていて下にも付属品が隠れていました。
HDMIケーブルやロープロファイル用のブラケットが付属しています。
それにしても本体がめちゃくちゃ小さいですね。このサイズならかなり小さめのケースでも問題なさそうです。
付属品の1つであるエンブレムのバッチは接着剤で固定されていて、箱にベッチョリでした。これが海外クオリティ……。
ドライバなどは必要なく、PCIスロットに挿したら動きました。内蔵型はスッキリするからいいですね。
HDMIパススルー機能も入っているので、分配器などで遅延対策をする必要もありません。
遡り録画が可能な純正キャプチャソフトの4K Capture Utility。
実はOBSでも直接キャプチャできるのですが、4Kのキャプチャはガッタガタで見るに堪えないものでした。
フルHDならOBSでもいいですが、4Kを使わないなら本製品を買う必要もないという……。
ちなみにHDCPの解除が必要なので設定から解除しておきましょう。
「Switchは映るのにPS4だけ映らない!」と2時間くらい大騒ぎしていました。
早速PS4Proから4K出力して4K Capture Utilityでキャプチャしてみました。HDRはオンです。
(画像はフルHDに圧縮済。はてな側で再圧縮されているかも……。)
こちらはHDRオフ。HDR設定はキャプチャされる映像にも多少反映されるようで、オンと比較すると若干白っぽいです。
お次は動画。4KHDR+60fpsでキャプチャしたものを、編集ソフトの都合で30fpsにして書き出しています。
PS4のブロードキャスト機能だと、HDRオンは変な色合いになりがちですが、キャプチャーボード経由なら結構いい感じに配信できそうです。
ちなみにRADEON 5700XTのハードウェアエンコードでは、4K+30fpsに制限されてしまうので、4Kかつ60fpsで録れるのはソフトウェアエンコードのみでした。
また5700XTのハードウェアエンコードも試してみましたが、映像内に時折ブラックアウトが発生していたのは気になるところ。GeForceのほうが良いのかしら……。
こちらはHDRオフ。正直動画だとわからない……。気にしてもわかるか?というレベルです。
ここからはおまけで、PS4が映らないと大騒ぎしているときに見つけたのですが、4K Capture UtilityをインストールせずにOBSで使うと、HDCPをオンにしたままキャプチャできるんですよね……。
赤線のソフトをアンインストールしても、同様の効果が得られます。
HDCPが必須のtorneもこの通り。つまりBDとかもゲフンゲフン……。
ただ、4K Capture Utilityでの録画はファイルの書き込みがおかしくなり、遡り録画もできなくなったのでご注意を。
使いやすさは問題なし。RADEONとの相性がよくなってくれれば尚良し
挿すだけで使えるというのは、導入のハードルも低くて非常にお手軽です。
キャプチャした映像も十分キレイでしたし、ソフトの安定性もまずまずでしょう。
4K 60fps(60Mbps)のソフトウェアエンコード時は、Ryzen7 3700XでCPU使用率5割程度なので、そこそこのスペックがあれば問題はないかと思われます。
個人的にはハードウェアエンコードを使いたいので、30fps制限の解除とブラックアウトの解消をお願いしたいところ……。