ラピッドトリガー対応のゲーミングキーボードは数あれど、ロープロファイルのものは本当に少ない……。
エレコム VK720AL

エレコムからロープロ版の磁気キーボードが発売されていることは知っていましたが、英語配列が出たようなので買ってみました。
ほかにはZENAIMキーボードがありますが、そこそこの価格と75%配列がないので一旦保留中です……。
一時期はTKLも検討しましたが、筐体が無駄に大きいのとUSB端子の位置が悪い……。60%では改善されていたのでRev.2でも作ったらいいのにと思うばかりです。
あとファンクションキーをくっつけないでほしい。

早速開封。
最近では全く見ないコテコテのゲーミング感。ぱっと見はとてもダサいんですけど、男なら好きだろ?みたいな感じが謎に好感持てます。
そんなダサさに反して、スリットの仕様や用紙など、これ箱にいくらかけてるんだってくらい豪華装丁。
仕事柄梱包については触れる機会が多いのですが、そんなに安く作れないと思うんですよね……。

本体の前に同梱物からチェック。ゲーミングデバイスおなじみのステッカーとマニュアル、パーツ類です。

箱の中には交換用スペースバーユニット、USBケーブル、キーキャップ&キースイッチリリース、交換用ドライバー。
工具を買う必要がありません。至れり尽くせり。
あと取り忘れてしまったのですがキーキャップが1つ入っています。

お次は本体。アルミ筐体で見た目はかなり美しいです。そして神配列。
75%サイズがゲームと仕事を両立するにあたって、最もバランスが取れたキーボードだと考えているのですが、その中でもVK720ALは個人的に理想とするキー配列に限りなく近いです。
まずファンクションキーが詰められていないこと。
バックスペースの上にしっかりとF12が揃っていて美しい。フルキーボードと同じ位置にあるので移行時も馴染みやすいです。
そして一番右の機能キーがエンターキーの末端列から少し間隔が設けられていること。
ここが詰まっていると誤打してしまうんですよね。個人的にここが詰まっているキーボードは買うに値しません。
強いて言えば方向キーは他キーよりも少し離したい感がある程度で、現状最高のキー配列でしょう。

キートップはネオクラッチキーキャップと呼ばれるもので、指がグリップしやすい特殊な形状をしています。確かに押しやすいと感じます。
文字のフォントは結構賛否があるようですが、個人的には許容かな……。
スペースキーを交換することでキーを1つ増やせる仕様ですが、他のキーボードを使う際に違和感が出そうなので一旦封印中。

端子はもちろんUSB-C。脱着式なので断線も怖くありません。
これは国内メーカーならではだなーと感じるのは追加のUSBポート。マウスのレシーバーなどを挿せるのは良いですよね。
特にゲーミングマウスはレシーバーが近くにないとカーソルが飛んでしまうことが多いので、近くに配置できるという意味でもスマートで機能的。

Ninjutso SORA V2のレシーバーは大きすぎるのでちょっと加工しました。

裏面はグリップ力の高いゴムが配置されており、遊んでいて早々ズレることはなさそう。


チルトもちゃんと2段階あり、こちらにもゴムシートがついています。素晴らしい。

キーボードの設定はEGToolというソフトウェアが必要です。
設定項目は一般的ではあるのですが、これまた非常に日本らしいというか、ソフトウェアの出来が微妙です。
この画面だけで設定がすべてなのかなと思ったら下にも設定項目がいくつかあるんですよね。
よく見ると右の方にスクロールバーがあるものの、背景が青に対してスクロールバーも青と、非常に視認性が悪いので、下があると認知しづらい。
ソフトウェアのウィンドウサイズが変更できたり、もう少し縦の解像度をデフォルトで上げて設定が見切れるようにするなどした方が良いと思います。
この時代にほぼHDサイズ固定は厳しいです……。
進化を続けてほしい国産ゲーミングキーボード
配列によるストレスがなく、このキーストロークでラピッドトリガーが扱えるだけで十分評価されるものだとは思いますが、若干打鍵が軽い感じはあり、少し慣れが必要です。
個人的にはもうわずかに抵抗感があったほうが嬉しいかな。結構使っていますが、まだ若干暴発することがしばしば。
欠点らしい欠点はキルスイッチ機能がないことですね。
今まで使ってきたREALFORCE GX1やWootingにも搭載されていたものなので、切り返しのときに引っかかる感じは気になります。
各社アップデートで実装しているレベルなので、エレコムにも頑張ってほしいところ。
あとはキーキャップのサイズがやや特殊なくらいでしょうか。
Cherry MX互換品が使える一方、スペースキー右側のキーサイズまでカバーしているキーキャップがない……。
キースイッチ自体も外せるので、外したとこに装着できる蓋などが出ると嬉しいですね。
エレコムって事務的なものやアクセサリー系を扱う印象が強いメーカーでしたが、近年ゲーミングデバイスにもかなり力を入れていますよね。
最初こそ大丈夫かなーという感じでしたが、VK720ALを触ってみると、やっぱり大手の開発力は凄くて、良いものを仕上げてくるんだなと結構見る目が変わりました。
新機種の開発も続けてほしいですが、まずはキルスイッチのアップデートをお待ちしております。
疲れも出にくく、キーの押下も素早く完結できるロープロは素晴らしい。
もっと他のメーカーも出してくれていいんですが、難しいのだろうか……。
ロープロだけでも希少なのに、英語配列までもカバーとかなりマニアックなラインまで揃えてくれて、感謝しかないですね。
