予約したヘルメットがようやく届いたので、温めていたカスタムを実施。
以前はKTM色強めのホーネットADVを使っていたのですが、701 SUPERMOTOには合わないので、BELLのMX-9 Adventureに乗り換えたのは既知の通り。
ただ被り心地と快適さは遠く及ばず、長距離は中々の苦行でした。
KTMの純正アクセサリーのように、HusqvarnaもホーネットADVでコラボしてくれるとよかったんですけど、そんなものはなく、白一色のホーネットADVもなあ……。
ということで、ないなら作るの精神が発動し、ハスク仕様のホーネットADVの作成に取り掛かったのが2月の話。
今回は国内のデカール制作会社で有名なモトクルセイダーさんにオーダー。
デザインは自分で行いたかったので、テンプレートを頂いて作業開始。
ただ、作業まもなく壁にぶち当たります。テンプレのサイズがおかしい……。
それもそのはずで、ヘルメットってサイズによって帽体の大きさが地味に異なるんですよね。
私の使っているLサイズだと有り物の型が合わなかったので、ヘルメットを送付して微調整をしていただくことに。
他に作る人が居るのかもわからないヘルメットに向き合っていただいて、ありがたい限りです。
そこから調整に次ぐ調整を繰り返し、完成したのがこちら。
前に使っていたホーネットADVのオリジナルデザインをモチーフに、青ハスクにピッタリな感じに仕上げました。
デザイン納品後、2週間でシートが到着。
かなり細かいグラデーションやら模様を入れていたのですが、バッチリ印刷されていました。
ラッピングシートのようなエア抜きしやすいシートが使用されています。
シート到着から待つこと5ヶ月……。ようやくヘルメットが届いたので貼り付けられました。
3次元曲面が多いのでドライヤーで伸ばしながらコツコツと、トータル5時間以上かかった気がします。
作業難易度はかなり高いので覚悟が必要です。
顎のあたりは急な曲面になっているので、若干シワが残ってしまいました。
頑張れば調整はできそうですが、ひとまずはこれで。
斜め後ろから見た感じはかなり良いと思うのですが、いかがでしょうか。
場所によっては全くシート感がなく、塗装っぽく見えます。
インカムのクランプの粘着力がシートに対して未知数だったので、ベース部分は切り抜いてみました。
これなら簡単に脱落することはないでしょう。
シートは伸ばしながら貼っていくので、多少の歪みは出てしまいます。
側面のシートは後ろで合わさる想定なのですが、伸びてしまった部分をナイフレステープでカットしました。
ホーネットADVのロゴ部分は元々凸凹していたので、ハスクの純正ステッカーを貼り付けて隠しました。が、後日ロゴがステッカーと判明し、剥がすなど……。
バイザーのフィン周りの貼り付けも中々ハードでした。最初はここにも色を入れていたのですが、なしにして正解。
貼るのが困難な場所に模様を入れると、地獄を見ることになると思います。
MX-9 Adventureと並べてみたら、まるで兄弟のよう。
素人が作った割にはそれっぽくなってよかったです。
他人と被らない自分だけのヘルメットが欲しい方に!
構想から半年以上(※ほぼヘルメットの納期)かかりましたが、完成した状態を見たら大満足です。
貼っている時は本当に心が折れそうになりましたが、苦労に見合う出来になったと思います。
耐久性がどれほどのものかはわからないですが、長持ちしてくれるといいですね。
ちなみにお値段ですが、デザイン持ち込みだったので13,800円(税別)でした。
デザインから制作まですべてお任せであれば19,800円(税別)なので、デザイン作業代は6,000円です。
プロの方にデザインまで丸投げできるのであれば、この差額は悪くない金額な気はします。シート代はもう少し安くなると嬉しいかなと思いますが。
好みのデザインのヘルメットがない。自分だけのヘルメットが欲しいけど、塗装までは……という方は是非トライしてみてください。