何故か半額でお買い得だったので、停電対策に無停電電源装置(以下、UPS)を導入。
シュナイダーエレクトリック 無停電電源装置(UPS) APC RS 1200S (BR1200S-JP)
UPSとはなんぞや?という方も多いでしょう。
簡単に言うと巨大なモバイルバッテリーのようなもので、コンセントからの電源供給が断たれたときに、UPSに電源を切り替えて接続している機器を動作させるというもの。
デスクトップPCは停電になると電源が落ちてしまいますが、これがあれば少しの間は動作させることが可能になります。
UPSで動作している間に安全にシャットダウンをさせるというのが主な使い方です。
UPS自体は大昔からあるものですが、最近は在宅ワークを行うことも増え、データの損失やPCの故障を防ぐ保険として、結構重要なアイテムになっていくのではないでしょうか。
内容物はUPS本体にPCとの通信用ケーブル、ケーブルタイ、マニュアルにソフトウェアCD。
ソフトウェアは公式サイトからダウンロードも可能です。
今回は720Wまで対応した最大容量のものを購入したのですが、これがまた重くて大きい……。
小型のデスクトップPCくらいはあるので、設置場所は広めに確保しておきたいところです。
全面には操作ボタンとディスプレイ(現在は非表示)を搭載。点灯時の写真は後ほど。
極太の電源ケーブルが出ている背面に各種端子が用意されています。
コンセントは8ポートありますが、バッテリー供給が可能なのは上の4つで、下の4つはサージ保護機能のみの対応となっています。
そのため、下のポートに接続した機器は停電時に電源が落ちます。
また回線もサージ保護機能に対応しているものの、1Gbイーサネットまでなので今回は使用せず。
右下のインターフェースポートにPCとの接続用ケーブルを接続するとPCから設定が可能になります。
底面には気持ちばかりのゴム足がついています。縦置き使用を想定されていますが、重い分倒れたときが怖いですね。
使用するには底面のカバーを開けて、バッテリーをセットする必要があります。
購入時はバッテリーが逆向きに挿入されているので、一旦取り外します。
物凄いサイズのバッテリーですよね。これくらいないと720Wもキープできないのでしょう。
裏返すと緑色のラベルが表に来ます。あとはバッテリーを挿し込んで、カバーをすればOK。
コンセントにUPSで保護したい機器を繋いで、UPSの電源をつけます。
電源をつけるとバッテリー残量やUPSの電源供給ステータスが表示されます。
ディスプレイは結構明るいので視認性は良いですね。常時表示のほか、一定時間後に非表示にすることも可能です。
UPSとPCを接続すると、より詳細なデータが見られます。
今回UPSには、Ryzen 9 5900X&Radeon RX 6800XT搭載PCにNAS、AW2721Dを2枚を接続みましたが、オフィスワークでは250W前後、ゲームでGPUをフルロードして540W前後。
ちなみに250Wなら約22分、540Wなら約6分半動作可能なようです。
容量まではまだゆとりはありますが、ハイエンド寄りのPCだと最大サイズのUPSじゃないと不安ですね。
ソフトウェアを入れておくと、停電時に自動でシャットダウンまでやってもらえます。
これならPCをつけっぱなしで外出しても安心ですね(アプリは強制終了だと思いますが)。
いざとなった時の心強い味方。緊急時のバッテリーとしても使用可能
実際に停電になったらどうなるんだろうと、試しにコンセントを抜いてみたのですが、無事にUPS側に電源が切り替わり、しばらく使用することができました。
当然といえば当然の動作なのですが、これだけ電気を使うものが動いてしまうUPSは頼もしいですね。安心感が段違いです。
またUPS自体がコンセント接続可能なバッテリーなので、スマホの充電(18W)であれば約5時間は充電できるみたいです。
基本用途はPCのバックアップ電源ですが、災害時の対策としても有用な機器ですね。
価格だけではなく、置き場所も少しハードルは高いですが、保険としてあって損はしないと思います。
購入前に接続したい機器の総ワット数をチェックするのをお忘れなく。