初回入荷分が無事に入手できたので、2021年モデルを日本最速(?)レビュー。
Husqvarna 701 SUPERMOTO(MY2021)
といっても2020年からほぼ変わらないので大した内容ではないですが……。
例の如くある程度カスタムも仕込んでいるので、そちらの紹介も合わせて行います。
もう少し早い時間に撮ろうとしたのですが、夕方になってしまい写真はやや暗め。悪しからず。
ウィンカーはデフォルトだとDUKEと同じ物だったと思うのですが、2020年モデル以降のスモールPILENのタイプに変更。
シュッとしているので少しオシャレに見えますし、どことなく明るい気もする。
デフォルトでハンドガードが付いているのはいいですよね。個人的には690 SMC Rのハンドガードのデザインの方が好きかな……。
ヘッドライトはデイトナのLEDバルブに変更しました。カバーを開けて差し替えるだけのお手軽LED化。
デフォルトだと暗いので夜道が怖いんですよね。LEDでパッと明るくしたいところです。
2021年モデルの690 SMC R同様に新型メーターを搭載。タコメーターの追加やギアの表示が可能になっています。
690 SMC Rはまだ入荷が未定なようなので、実は701SMが国内初のようです。
メーター周りでの細かい変更点は、ライトマスク裏のケーブルが綺麗に収納されるようになったくらいでしょうか。
ちなみにタコメーターの実動作はこんな感じです。
何故か[8]の個数で回転数が表示されており、1000回転で8が1つ、3000回転で8が2つ、4000回転で8が3つ、5000回転で8が4つといった具合で、最大6つまで8が増えます。
パッと見もですが、覚えるまで分かりづらいですよね。外人の考えることはわかりません……。
ライトの側面にはUSBポートが付きました。最初から付いているのでデザイン的にも目立たず、地味に便利です。
タイヤはコンチアタックSM EVO。高速道路を走っただけで練り消しみたいなカスが出てきてびっくりしました。
かなり柔らかくなるっぽく、石がめりこんでいたり、飛び石が酷かったり……。寿命は期待できなさそう。
ホイールが少し寂しかったので、2019年以前のモデルに貼られていたリムステッカーも装着してもらいました。
貼り直しも効かず、かなり貼りづらいそうです。
オーストラリアから輸入したアクスルスライダーはこんな感じです。
リアもいい感じのアクセントになっていてカッコイイです。お世話にならないことを祈っています。
あと2021年モデルはキャリパーが新型になっているそうです。
細かいことはよくわかりませんが、SVARTPILEN 401とは比較にならないくらいしっかり止まります。タッチは柔らかくて調整はしやすいですね。
純正オプションのラジエーターガードも着けてみたのですが、黒くて全く目立ちません。
結構目が粗いので、大きな石を防ぐレベルの代物でしょうか。
ただフロントフェンダーがラジエーターまでカバーしているので、意外と出番がなさそうな気もしています。
スキッドプレートは701 ENDUROのものを装着。
エンジン廻りは石や塩が結構当たるので、着けておいて損はなし。
ミラーはSVARTPILEN 401のときに使っていたものを流用。以前は見にくかったのに、701SMだと妙に見やすくなった気がする。
ダウンミラーの方がスッキリしますが、機能的に悩ましいですね。ヘルメットもかけられないし……。
ハスクバーナロゴ入りのグリップはしっとりと柔らかい握り心地。停車中に無駄にフニフニしています。
キルスイッチとスタートキーのみと至って普通な構成。
左はハイロー切り替え、ウィンカー、ホーン、トラクションコントロールとマップの切り替えスイッチ。
マップは1がストリートで2がスポーツモード。スポーツモードの方がレスポンスが良く、乗っていて楽しいので基本は2で良さそうです。
油圧クラッチは何かと問題を聞くマグラですが、2021年は対策品になっているとのこと。
上下対応のクイックシフターも標準搭載。クラッチ操作を少しでも軽減できるのは嬉しい。
キーシュラウドのカーボンパーツは、最初に付いているキーシュラウドと交換。
小さいのに日光が当たると結構目立つので、カスタム感は結構出ますね。
ビスで固定する分、少しだけカバー範囲がアップ。洗車時の浸水を防げるかも……?
エキゾーストガードは写真でもバッチリ映えるので、こちらもワンポイントカスタムとして良いですね。光沢感もボディと合っています。
リアショックガードは他のパーツよりは目立ちにくいですが、リアから撮影したときにチラっと見えるのが良いですよ。
フロントフォークはWP APEXで、SVARTPILEN/VITPILENにも搭載されている調整機能付き。
左側にある白いツマミ側がコンプレッションダンパー。
右側の赤いツマミ側がリバウンドダンパー。
調整機能付きタイプは初なので、どれくらい変わるのか試してみたいですが、ひとまずはデフォルトで運用しています。
ハスクロゴ入りのシートは幅広で、思っていたよりも三角木馬感はなし。
ぶっ続けで何時間も乗ると流石に疲れは出ますが、想像よりもしっかり座れるシートで良かったです。
こちらは小ネタ。シートロックはとある部分に仕込まれているのですが、給油口のキャップの方に移設しました。
2021年の690 SMC Rは最初から給油口のキャップの部分にワイヤーがあるんですよね。セキュリティ的にもこちらのほうがいいでしょう。
ZETAのスタンドプレートも購入。結構大きいので停める場所を選ばない安心感があります。
サイドスタンドに出っ張りがないので、足ではらいにくいのは難点。スタンドプレートでもなんとかなりそうではあるけども……。
フェンダーレスは純正フェンダーを短くして行うのが鉄板ですが、ずっと気になっていたEVOTECH製のフェンダーレスキットを装着。
横から見るとこんな感じです。固定しているピンを外せばもう少し跳ね上げられます。
悪名高い純正マフラーの排気がウィンカーを直撃しそうですが……。
純正フェンダーレスのようなナンバーの震えが無くなるので、気になる方は是非。
SVARTPILEN以上の軽量超ハイパワーバイク。悩ましいマフラー選び
本当であれば昨年に2020年モデルを買う予定だったのですが、タイミング悪く先を越されてしまい待つこと半年……。
待ちに待った701SMがやってきました。初の大型です。
見るからに車格は大きくなったのですが、重さは148kgと前のバイクであるSVARTPILEN 401(2018年モデル)と同じなんですよね。
その上で300cc以上も排気量がアップしているというだけで、頭がおかしいとしか言えません。
これだけ軽ければ取り回しは楽ですし、車高が上がった分個人的に扱いやすくなりました。
納車してまもなく400キロほど走ってきたのですが、まず体感したのは加速と高速道路での速度維持の楽さでした。
さすが大型というべきか、100キロでも6速3000回転くらいと殆どアクセルを回さないので、手は全く疲れませんでしたね。
クイックシフターも使えば、手の負担はほぼほぼ無いと言えるでしょう。
風の直撃感は増えたのでスクリーンが恋しくなりましたが、701SMには似合わないですからね……。耐えましょう。
大型のパワーに高まる一方で、下道や山道の走行は400ccに戻りたいと思える場面も多数ありました。
各ギアの速度域が広がったので、60km/hの範囲で使えるギアが減ってしまうんですよね。
ここは排気量による得手不得手だとは思いますが、半クラとアクセルの微調整でなんとかするものなのでしょうか……。
あとクラッチが異様に重いので、帰り道で渋滞に巻き込まれると割と絶望的です。
あまり速度が出ないとクイックシフターのショックが大きいので、使う気も起きず、クラッチを軽くする方法を模索中。
今後のカスタムとしてやりたいのは色々あるのですが、マフラーは早めに検討したいですね。
音はいい感じなんですけど、金属の鈍器っぽい見た目と爆熱さがネック。数多くの先人が焦げ跡を残したとかなんとか。
ただエキゾーストパイプの接続部分の仕様変更により、これまでのマフラーはつけることが出来ないんです。
純正のレムスとアクラポビッチもアップデートが入ったのですが、価格はそれぞれ11万、17万ほどに値上がりしています。高い……あまりに高い。
そしてアクラポビッチのデザインがどんどん劣化していくという負の連鎖。
いい方法があれば交換を進めていきたいと思います。
当面の目標は初めて車検を通すこと。頑張ります。
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