星空を撮るならフィルターも忘れてはいけません。
Kenko スターリーナイト & プロソフトン クリア
今回購入したのは、光害をカットするためのスターリーナイトと、光源を少しぼやけさせるプロソフトン クリアです。
プロソフトンにはプロソフトンAという、よりぼかすフィルターもあるのですが、他のものもある程度のディテールを残したかったので、クリアにしてみました。
スターリーナイトは少し青みがかっているのが特徴ですね。
一方、プロソフトン クリアは油染みのような加工がされていました。これでぼやけるというのは面白いです。
初めてレンズフィルターを購入したので、フィルターケースも忘れずに購入。
最初はKenkoのCOMODOというケースを購入していたのですが、なぜか中身に泥汚れっぽいのが入っていた上に、めちゃくちゃ臭かったので返品となりました……。
Tyckaのケースは中にフランネル素材が使われており、フィルターにも優しそうですね。
まだまだ余裕があるので、フィルターの他にSDカードやアルコールクロスなどを入れています。
まずはフィルターなしで撮影。すべてjpg撮って出しです。
街の光が空まで行き渡っており、空の色が赤っぽいですね。星自体は十分に写っています。
スターリーナイトを装着。
街の明かりがかなり抑えられ、空に青みを感じる事ができます。ただ光の弱い星が減った気もします。
中央あたりに見えていた山々はやや見づらくなりました。
プロソフトン クリアを追加。
光源のぼやけが強まり、より幻想的になりました。
先程見にくくなっていた山のディテールは、更に薄れたかなと思います。
色味を比較してみます。
スターリーナイトの光害カット効果は明らかで、市街地で撮影する際は是非つけたいところです。
よりわかりやすく、特に光っている星をピックアップ。
スターリーナイトを経ると、やはり光の弱い星が消えてしまっているのがわかりますね。
プロソフトン クリアでぼかして、星の印象を強めたほうが映える気はします。
SEL1635GMで撮影していたのですが、最広角を使う際はMCプロテクターを外したほうが良さそう。
ケラレが見られないのはフィルター2枚分までのようです。
最後に作例をいくつか。撮影地点は長野県・白馬村です。
初めて星空撮影に挑みましたが、調整するとびっくりするくらい星が増えるんですね。
非常にいい感じの空だったのですが、雲が入ってしまったのが心残り。
山の上など、もう少し光害のない場所に行けたら、フィルターなしorソフトフィルターのみで撮影してみたいですね。
田んぼ道は空が広いので、広角の威力が凄いです。バイクだとかなり寒かったですが、いい場所でした。
星を撮影するならセットで持っておきたいレンズフィルター
今回は街に近い場所だったので、スターリーナイトの効果を特に感じられた撮影でした。
スターリーナイトなしで撮影したのを見ると、微々たる光でも結構な影響を受けるんだなと実感しますね。
ソフトフィルターに関しては好みの部分が強いと思いますが、スターリーナイトで星が減ることを考えると、基本はセットでも良いのかなと思います。
安い買い物ではありませんが、旅行先で綺麗な一枚を撮りたいなら是非。