クーラーを全力で回しても、日中は室温30度にキープされてしまう我が家……。
家の欠陥構造な気もしますが、風を回してみるかと扇風機を気休めに導入してみました。
siroca DCサーキュレーター扇風機 SF-C151
DCと書いてあるところから察せられるように、バルミューダの扇風機辺りから流行っているDCモーターを搭載しているタイプです。
DCモーターの利点としては、省電力で細かな風量の制御が可能なところですね。
普通の扇風機だと3段階くらいのところが、本機だと8段階と調整が効きます。
欠点はACタイプと比較するとやや高価になる傾向なところでしょう。お財布が許せばDC一択です。
開けていきます。箱の中身は至って普通のリモコン付き扇風機ですね。
ちょっと珍しい気がしたので今回はブラックを選択。説明書の上に乗っている白いブツは後ほど触れます。
組み立ては簡単です。蓋とネジを外して背面のガードを装着。
ファンも取り付けます。クリアタイプなので、シールを剥がすと回っているのかよくわかりません。
最後に蓋をして完成。回してロックするタイプなので、汚れても気軽に取り外せます。
背面は金属なのに、前面がプラスチックなのは少し残念なポイントですね。
全景。やや台座が厚めですが、中々カッコイイです。
この手のファンはどこのメーカーもバルミューダに影響されている感は否めない……。
本機の小さな特徴としてアロマ機能を搭載。
最初に出てきた白いブツに、アロマオイルを染み込ませて使います。
私はアロマに興味が無いので使わないですが、きっと誰か使ってくれるはずの機能。
首の長さ調整幅は約11cm。小型なので、あまり伸びません。動きはスムーズ。
操作は静電容量方式のタッチパネルです。チャイルドロックがあるので、猫に踏まれても安心ですね。
外周の中央に赤外線のセンサーを搭載しています。リモコンはしっかりと向けないと操作できません。
タイマーや首振り、モード切り替えなどお馴染みの並びの中、右端に燦然と輝く“逆回転”の三文字。
なんとこの扇風機はファンの前面から後方に風を送ることができます。
暖気を下に回せるので冬場は重宝するかもしれません。我が家は猫の毛が舞い上がりそうですが……。
リモコンでもすべての操作が可能です。今はとりあえず手元に置いてありますが、使わなくなるだろう……。
と、そんな人にも嬉しいリモコン置き場が本体に用意されています。もうここが定位置で決まりです。
電源の根本は透明な被覆が巻かれていました。地味ですが、痛みやすい部分なのでありがたいですね。
左右は自動の首振りに対応しているのですが、上下に関しては手動です。
真上まで向けられるのは、流石サーキュレーターを名乗るだけありますね。これならガンガン風をかき回せます。
扇風機とサーキュレーターが1台で済む便利さ。風量もパワフル
扇風機だと首の都合で上まで風が行き渡らない、床に近いサーキュレーターだとホコリまで舞い上げてしまうという、お互いの機器が抱える欠点を補えているのは良いポイントですね。
比較的小型のファンですが、サーキュレーターらしい直進性の高い風をしっかりと出してくれるのには驚き。全開で回せば轟音とともに部屋の端まで風が行き渡ります。
音についてですが、8段階中3までは本当に静かです。それ以上になると結構目立つようになる印象。
静音性を求めるならバルミューダの方が良いですが、価格も倍以上なのでどこで妥協するかですね。
サーキュレーター扇風機という商品名で、「扇風機なの?サーキュレーターなの?どっちつかずだったらどうしよう」とやや不安でしたが、両者の良さを備えた実用性が高いアイテムに仕上がっていると思います。
この夏に扇風機orサーキュレーターと迷っている方は、このタイプのを検討してみてもいいかもしれません。
黒のほうがちょっとだけ安いかも……。