とある計画のために家庭用カッティングマシンを導入しました。
やはりローランド製かなと思いましたが、12インチ対応で比較的安価。そして10月に発売したてということでこちらをチョイス。
グラフテック カッティングマシン シルエットカメオ4
シルエットカメオというのは初耳でしたが、既に4ということで結構昔から売られているカッティングマシンなんですね。
最新機種ではあるのですが、シルエットカメオ3にあった液晶がなくなっているなど、進化している感があまりありません……。
紙をカットする際に使用する台紙、自動調整カッター刃、アダプター、電源など付属品は最小限の構成です。
改めて本体です。横幅が60cm近くあるので結構大きいです。
そしてどうして3面を光沢にしてしまったのか……。案の定指紋が目立ちます。他の色であればもう少し気にならないかもしれませんね。
蓋を開けて電源を入れてみました。右側はタッチパネルになっており、シートのセットなどで使用します。
光るための光沢(左はデザインのバランスを取って)なのだろうか……。
Bluetoothにも対応しているので無線で使用することも可能。らしいのですが、なぜかBluetoothボタンが反応しないので開封した日にサポセン送りになりました。
裏面には出力したシートを切れるカッターを搭載。まっすぐ切れるので、シートの管理も楽になります。
側面には電源ボタン、USB端子、電源差し込み口。
これがカッター。底面の部分がスイッチになっており、押し込むことで段階的に刃の出る量が調整できます。とはいえ、手動で調整することはあまりなく、ソフト側から指定すれば勝手に調整してくれます。
昔仕事でカッティングマシンを使っていたのですが、刃の調整は本当に面倒だったので、これを見た時にびっくりしました。革命的すぎます。
刃は2本セット可能。刃はスロットに入れて押し込むだけと、交換も非常に楽ですね。
左側の光沢部分は横にスライドするとツールの収納スペースになっています。スペアの刃でも買っていれておきましょうか。
ロールストッカーもあるので長尺物もOK。ただちょっとガタツキやすいので、もう少しカチッとしてくれてると使い勝手が良かったでしょう。
Illustratorから対応した形式で書き出してカット。今回はORACALというシートを使用してみましたが、この細さでもぐちゃぐちゃにならずに切れました。いい感じですね。
元業者の視点から見ても、このクオリティは破格
ちょっと初期不良っぽいのに当たってしまいましたが、USB接続では問題なくカット出来たので色々切ってみました。
高級機と比べると曲線の滑らかさは当然落ちるのですが、家でこの精度でカットできるというのは素直に凄いですよ。ここまで細かい文字も行けるとは思いませんでした。
設定も楽ですし、必要なものもちゃんと装備しているのが心強い。約30cm幅までカットできるので、面付けを工夫したら大型のものもいけちゃいます。業者の出る幕がないですね……。
気になるのはやはり音でしょうか。文字をカットしているときはこういう音出るよなーくらいだったのですが、奥行きのあるカットになると異音かと思ったくらい煩い音が出ます。海外の人の動画を見ても同様の音が聞こえるので、きっとそういうものなのでしょう。
あとカット時にSilhouette Studioというソフトを使用するのですが、このソフトが未だにベータ版というのが驚き。表示もバグっぽく見えるし、動作もラグい。
デザインもできるようなのですが、私には無理ですね。Illustratorですべてデザインして、出力だけ任せるのが吉かと思います。