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<投稿頻度鈍化中>ゲームとフィギュアとガジェットとバイク(690SMC R)にお金をかける人のログ。

Husqvarna SVARTPILEN 401 2018年モデル レビュー

390 DUKEの二卵性双生児であるSVARTPILEN 401(スヴァルトピレン401) を購入しました。

エンジンなどは390 DUKEと共通ですが、本体価格は15万円ほど高いSVARTPILEN。

それはハスクバーナのブランド代なのか、実際にグレードアップしているのかチェックしていきます。

ちなみに2018年モデルなのはキャンペーンをやっていたからという単純な理由です。

Husqvarna SVARTPILEN 401

f:id:xmatz:20190702173009j:plain黒い矢という厨ニ感満載な名前にこの独特のデザイン。ドツボです。黒に蛍光イエローのラインはずるいですね。

このラインはステッカーらしいのですが、SVARTPILENは上からクリアコーティングされているので剥がれることはおろか、段差が滑らかでステッカー感もほとんどありません。(そのため外装片側3万円くらいするとか……)

 

ちなみにVITPILEN(白い矢)という兄弟機も居ます。あっちはセパハンで長時間乗るのがキツそうだったのでこちらになりました。

 

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まずはシート。めちゃくちゃふかふかで気持ちよすぎます。DUKEのがペラペラに感じるくらいの厚み。

ただ途中で分割されてるのが気になります。VITPILENと同じにしてほしかった……。

グラブバーは外してしまう方が多いですが、個人的には結構お気に入りだったり。


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ホイールはスポークタイプ。ピレリチューブレスタイヤを履いているけどチューブが入っているというちょっと残念な仕様です。

オプションでキャストホイール(約10万円)があるのでゆくゆくはそちらにしたいな……。

 

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マフラーにはロゴ入り。扱い方によっては剥がれる模様。

音はDUKEと比べてポポポとアクラポライクな音になっている気がします。煩くないです。

 

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スイングアームからマッドガードが伸びており、そこにナンバーとウィンカーが付きます。

 

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ヘッドライト周り。ウィンカーは前後ともにDUKEと同じもの。

オプションのヘッドライトプロテクションをつけました。洗車しにくそうですね……。

 

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珍しくラジエーターのコアガード(タイラレーシング製)を購入。

ブラックにしたかったのですが、節約です。

 

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グリップにHusqvarnaロゴが入っていますね。

ミラーはデフォルトのものが微妙だったので純正オプションのものに変更。

デフォルトのものも見えにくかったですが、びっくりするくらい(更に)見えないです。

 

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ミラーにもHusqvarnaロゴ。カッコイイですね。

 

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メーターはモノクロの丸型。カラー液晶のDUKEに慣れてると見辛いです。もちろんBluetoothなども非搭載。

このデザインにDUKEのメーターも合わないので、モデルチェンジ待ちですね。

 

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ライト切り替えとパッシングは独立していました。DUKEだとパッシングの所で全部切り替えることが可能です。

 

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エンジンガードが無かったので、イグニッションカバープロテクションを装着。

ステップが若干後ろめだからか、スタンドがステップと被るようになってました。

座ったままサイドスタンドは立てにくいかな……。

 

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SVARTPILENにはタンクバッグのステーが付属しています。今回はSVARTPILEN専用のタンクバッグを購入しました。

3箇所に鉄板が増えるだけなのですが、見た目も損なわないのでオススメです。

 

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タンクバッグ本体です。止水ジッパーで軽い雨くらいだったら凌げそうな感じですね。

 

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一応レインカバーと、ストラップも付属します。収納量はそこまででもないかな……。

軽いお出かけだったらこれだけでもいいかもしれません。

 

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チラチラ映り込んでいますが、今回M2F Proというドライブレコーダーもつけてみました。

最近ヤバイ運転する人が多いですからね。美観は犠牲になりますが抑止力も大事です。

前側はヘッドライトプロテクションに穴を開けて装着。

 

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後ろは本当に場所がなくグラブバーの隙間に逃して両面テープで固定。

タンデムすると結構沈むようなので、テールランプ下はあまりオススメされませんでした。落下したときも怖いですしね。

 

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別売りのGPSユニットも買いました。時間合わせを自動でしてくれるので便利です。

 

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液晶付きでリアルタイムに映像も見られるので、ミラーの見えづらさも補えることでしょう。

一応これは防水ケースらしいですが、どれほどの雨に耐えられるんだろうか。

 

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スイッチを押すと、その押したときに撮影していた映像が上書きされないよう保護がされる仕組み。

危険行為、珍映像が撮れたら何かあったらすぐに押しましょう。

仕方ないとはいえ配線のカオスさは気になりますね……。

 

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書類入れなのですが、フェルト地のかわいいケースでした。

よくAmazonで売られているPCケースにソックリ。

 

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マニュアルやらスペアキーが入っていたのですが注目は右下。

実はノートで車両を買わないと入手できない貴重なもの。もったいなくて使えない……。

 

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車載工具一式です。右下の工具はリアサスの調整につかうようです。

 

DUKEと比べると大人しい。燃料だけが心配か。

早速300キロほど走ったので雑感をつらつらと書いていきます。

 

乗り味ですが、DUKE比で圧倒的に振動が伝わりにくくなっていました。

DUKEは6000回転以上だとドコドコとお尻に来てましたが、SVARTPILENは相当回さないとそこまでの衝撃は来ません。厚いふかふかのシートのおかげですかね。

路面から伝わる衝撃も非常に柔らかくなっているので快適。タイヤ・ホイールの違いなどもありそう。

 

あと加速もDUKEより速く感じられます。同じエンジンでもアクセルのレスポンスが別物のようです。滑らかすぎてびっくりしますよ。

振動も荒々しくないので、気がついたら結構速度が出ていたなんてことも……。 

キャラクター性でいえば、DUKEはヤンチャ、SVARTPILENはシックな感じです。見た目通りですね。

 

ステップの位置はDUKEと比べると後方にあるような気がします。VITPILENほどでないにしろ前傾になり体重を腕で支えるので、気付くと腕が疲れていますね。

また後方にズレた結果、タンデムステップの位置が近くなり、足を着きながら低速で転回しようとするとタンデムステップに殴られます。地味に気になるポイント。

 

梅雨真っ最中なので雨の中も走行しましたが、マッドガードが泥を横に撒き散らすのか、めちゃくちゃ汚れていました。マフラーの左側とか速攻で汚れます……。

グラブバーにも泥が飛んでいたので、意外と上にも泥は来てそうですね。

 

燃費はまだ慣らし中なのでなんとも言えませんが、今の所はDUKEより若干悪め。

DUKEは300キロほど走ったら給油していましたが、SVARTPILENはどうだろう……。とりあえず210キロでランプ点灯し始めたので給油してきます。

 

DUKEのときは、液晶に走行可能距離やトリップ、燃費などを1画面に集約できたのですが、SVARTPILENの場合は切り替えが必要だったり、そもそも項目がないのは寂しいですね。

 

また走行可能距離に関してはかなり大雑把になっており、DUKEの場合残り10キロを切ってようやく表示不可になるのですが、SVARTPILENは残り80キロくらいかーと思っていたら、いつの間にか表示不可になってしまいました。

ぴったりではないにしろ参考にはなったので、「残量わからなーい」と、すぐに諦めないでほしいところ。

 

DUKEから乗り換えて細かな不安はあるものの、走っていて非常に楽しいバイクです。

滑らかでトゲのない走りは、DUKEを知っている人ほどびっくりするはず。是非機会があれば乗ってみてください。